3年かけて新築住宅を建てた話。

家さがしは大変。すべてがはじめて、一生に一度きり。 最初に家を建てようと思ってから、完成するまで丸3年かかりました。夫とも意見が合わず苦労しました。 インターネット、本、営業マン、保険屋さん、、、いろいろな方から話を聞きました。 正直、正反対のことを言われたりします。 誰を信じていいのか、何を信じていいのか。 とても悩みました。 その経験が誰かの役に立てばいいなと思います。

予算内でおさめたいなら契約前が勝負。

家造りの流れとしては、

①見学したり、説明を聞きに行ったりする

②家の要望や土地の情報を伝える

③間取りの提案を受ける

④見積もりをもらう

⑤契約

⑥細かな打ち合わせ

⑦建設開始

 

多少は違う会社もあるかもしれませんが、ざっとこんな感じだと思います。

 

ポイントは

契約の後に⑥細かな打ち合わせがあること

 

細かな打ち合わせとは

キッチンをどれにするか、風呂をどれにするか、窓はどれにするか、、、、膨大にあります。

 

正直、これら全てを契約前に打ち合わせするのは難しいです。会社としては、打ち合わせも人件費がかかりますから。契約するかわからない人にここまで時間をさけません。

 

そこで登場するが「標準仕様」

 

はじめは

「標準仕様ってなに?どういうこと?」

と思っていました。

 

標準仕様とは、その会社で建てるときにベースとなるものです。

お風呂、キッチン、玄関ドア、窓、、、、

注文住宅では決めることがたくさん。

 

それらはたいてい契約した後にどれにするか決めます。

でも、全く決まっていないのに見積もりも出せないし、買う側も決められませんよね。

 

標準仕様とは

とりあえず、これをつけますよーってこと。

 

逆に

これより良いのをつけたかったら、グレードアップの費用がかかります

 

ということ。

 

よく契約してから金額が上がったと聞くのは、グレードアップしているから。

それか契約後に追加するものが多いか。

 

でも、素人が標準仕様を見てもこれでいいのかよくわかりませんよね。

 

それはこの標準仕様以外の選択肢がわからないから。

 

私が考える方法は

①複数の会社で契約直前まで打ち合わせを進めて標準仕様を見比べること。

②載っている標準仕様を調べて、オプションやワンランク上の仕様を見てみること。

pinterest で好みのものを探して比較してみる

totoLIXIL 等のメーカーの展示場を見に行く→土日は混んでいて予約していかないと話を聞くのは難しいです。さらっと見て回るだけならいつでも大丈夫みたいですが。

 

①④は面倒なのて、せめて②③だけでも簡単に調べた方がいいと思います。

 

ただ私はこれをやったのは契約後。

契約した会社の標準仕様はそこまでグレードが低くなかったのでよかったですが、やっぱり契約前に見ておいた方がよかったなと思いました。

 

TOTO のお風呂のショールームへ行った時、お風呂のシャワーヘッドやシャワーをつける棒とか高い物の方がいいな~

追加になっちゃうかな~

と思ったら、標準仕様になっていたので追加にならずに済んだということがありました。

これも他の会社だったら、数万円追加だったかもしれません。

 

話をもどして、

契約してこの金額でいけると思ったのに、プラスアルファしないと自分の建てたい家にならないのは嫌ですよね。

 

しかも、その時には契約しているので後戻りはできません。この会社で建てるのをやめたくても、違約金がかかるでしょう。

 

そうならないためには

 

①自分の要望を契約前にすべて伝えること

②紙に書いてコピーして渡すこと

 

特に相手がちゃんとメモを取っているかわからない場合は。

 

聞いた話だと意外と後から言った言わない

で揉めることがあるそうです。

 

せっかく楽しく家造りをしていても、トラブルや揉め事があると楽しくなくなってしまいますよね。

 

自分でできる対策はした方がいいと私は思います。

 

まず要望を伝えると間取りができます。

 

それを持ち帰ったら、生活のシミュレーションをします。

▪朝起きて、顔を洗って~家を出るまで

▪仕事から帰ってきて~寝るまで

▪こどもが小学生になったら~

▪こどもが中学生になったら~

▪自分がおばあちゃんになって車椅子生活になったら~

▪雨の日は~

▪いま家にあるものはどこに収納する?

 

と自分や家族の行動をイメージします。

私はシミュレーション大好きでした(*^^*)

 

▪夫はここに絶対物を置きっぱなしにするな

▪学校のスケジュールはどこに貼る?

▪風呂場近くに下着とパジャマを入れる棚があると、いちいち自分の部屋まで取りに行かなくてすんで便利だな

 

とかいろいろアイディアが浮かぶと思います。

それを、間取りをコピーして図面に書いていきます。

書き終えたものを、箇条書きにもまとめて間取りと一緒に担当者へ渡しました。

 

正直、私が書いたやつはちゃんとまとめないまま提出したので、担当の人もよくわからなかったと思います。

 

面倒な客と思われたかもしれません。

 

でもそれでいいんです。

面倒な客と思われて、雑な扱いをされた思えばその会社と契約しなければいいのです。

 

このお客さんはトラブル少なく出来そうだな。本気で検討してくれてるな。と思ってもらえれば丁寧に対応してもらえます。

 

ある営業マンは、ここまで考えてきてもらえるお客さんは契約してくれる人が多いと言っていました。そう思われたら、よっしゃです。なぜって?

営業マンも本気で取り組んでくれるはずだから。

 

ここまで話してなんですが、私は素人です。

だから、あくまでも素人の意見ですが。

 

話を戻して、外観や内装の装飾も同様です。

希望は全て伝えて見積もりに入れてもらいましょう。写真で伝えるとなお分かりやすくていいと思います。

 

そして、契約時の費用に全て含めてもらいましよう。

 

我が家は懸垂バーをつけたいとリクエストしました。そのバーの本体代金も見積もりに含めてもらっています。

 

とにかく、⑥細かな打ち合わせがいらない位の要望を出しましょう。それに応じてもらえなければ、私なら契約しないです。

 

だって、いくらになるかわからないから。

我が家は一般的なサラリーマン家庭なので、予算が膨大にある訳じゃありません。

 

いくらになるかわからないものは恐ろしくて買えません。

 

逆に言えば、契約した後に「やっぱりいらないから減らしてください。」というのは簡単です。

 

むしろ増えるのを見越して、減らすものをつけておくのもありかもしれません。

 

聞いた話だと、

あるお客さんが、太陽光発電をつけたいと言って契約しました。全ての打ち合わせが終わった段階でプラスアルファが一つもなかったそうです。そしたら、お客さんが「契約後にプラスアルファが生じる場合が多いみたいたから、念のため予算に入れてもらったのであって、本当は太陽光発電をつけるつもりはなかった。」と言っていたそうです。そのお客さんは、結局太陽光発電をつけたそうで、ラッキーと言っていたみたいです。

 

これがいいのか悪いのかはわかりませんが。。。

 

つまりは

契約前にどこまで話を詰めているかで

予算内で希望の家ができるか決まるわけです。

 

それでも、素人では全て網羅するのは難しく、我が家でいうお風呂の浴槽の素材のようにグレードアップが必要になる場合が生じます。

 

あと、私が打ち合わせしていて思ったのは、

「これっていつ話せばいいの?」

例えば、

お風呂の仕様はいつ決めるの?

二階の吹き抜けの手すりの仕様はいつ決めるの?

疑問に思ったことは、その時に伝えた方がいいです。すごく後になって出てきて手遅れだったり、担当者が忘れていたりするからです。

 

時間はかかりますが、一生に一度の家造り。

あとあと妥協はしなくて済むように、契約前の段階で十分考えてみてはいかがでしょうか。