漆喰・無垢床にしたいなら、得意としている注文住宅会社にお願いすべし!
前回、予算内で希望する家を建てるには、契約前に希望を全て伝えて盛り混んでもらうのが大事と書きました。
もう一つ、住宅会社選びで大切だなと思うことがあります。
それが
建てたい家を得意としている会社に建ててもらうこと
例えば、
漆喰の外壁
造作家具
ビルドインガレッジ
無垢床
床暖房、、、
いろいろな要望があると思います。
実績が豊富な会社では、
・ノウハウがあるから綺麗にやってくれる
・経験が豊富でバリエーションが豊か
いろいろメリットがあると思いますが、
一番は
仕入の値段が安く、他社と比べて安い値段でやってくれることです。
仕入れ事情に関連しますが、同じものを1個買うのと、100個買うのでは100個買った方が単価が下がります。
以前、かけ率という話をしましたが、同じものを買うにしても、会社ごとに仕入の値段が異なります。たまにしか買わない会社と、毎回大量に買う会社では、後者の方が安く買えることが多いでしょう。
スーパーでもまとめ売りで1個買うより多く買った方が安いことありますよね?
それと一緒です。
ということは、
携わる全ての家の壁が漆喰であれば、会社が買う漆喰の量も多くなり、割安で買えるということです。
無垢材も同じこと。
どの家も同じ無垢材を使用している会社であれば、通常は合板でたまにしか無垢材を使わない会社に比べて割安で買えます。
それに慣れている会社であれば、完成見学会へ行けばどんな雰囲気に仕上がるかもわかるし、職人さんの腕も見て確認できます。
(その職人さんが実際に我が家をやってくれるかはわかりませんが。。。)
少なくともその住宅会社の建てる家のクオリティがわかると思います。
自分が建てたい家のイメージも沸くと思います。
契約した会社に出会うまでは、無垢床も漆喰壁も値段が高くて手が届かないだろうなと思っていました。でも、そんなことはなかった!
我が家は外壁、内壁全て漆喰、床も全て無垢材(パイン材)ですが、中堅のサイディングやクロスを使用している会社と大して変わらない金額、むしろ安い位でした。
他の要素との兼ね合いもあるので一概には言えませんが。。。
むしろ、営業マンには一部だけビニールクロスを貼るとその為だけに違う職人を呼ばなくてはならず割高になると言われました。
これには納得してしまいました。
家を作るのに高いのは人件費。
一部をお願いするだけのために職人を呼んだら、そりゃ高くなりますよね。
一般的な住宅会社は、クロスを貼るのが標準仕様です。逆に一部の漆喰を塗るためだけに職人を呼んでいるのです。そりゃ高くなりますよね。
まとめると、
普段から塗り壁をやっていない会社にお願いすれば間違いなく割高になります。
しかも、本漆喰ではなくジョリパットを勧められたりします。
本当に漆喰壁や無垢床をやりたいなら、それを標準仕様にしている会社を探しましょう。
そうすれば、もしかしたら予算内で実現できるかもしれません。
予算内でおさめたいなら契約前が勝負。
家造りの流れとしては、
①見学したり、説明を聞きに行ったりする
②家の要望や土地の情報を伝える
③間取りの提案を受ける
④見積もりをもらう
⑤契約
⑥細かな打ち合わせ
⑦建設開始
多少は違う会社もあるかもしれませんが、ざっとこんな感じだと思います。
ポイントは
契約の後に⑥細かな打ち合わせがあること
細かな打ち合わせとは
キッチンをどれにするか、風呂をどれにするか、窓はどれにするか、、、、膨大にあります。
正直、これら全てを契約前に打ち合わせするのは難しいです。会社としては、打ち合わせも人件費がかかりますから。契約するかわからない人にここまで時間をさけません。
そこで登場するが「標準仕様」
はじめは
「標準仕様ってなに?どういうこと?」
と思っていました。
標準仕様とは、その会社で建てるときにベースとなるものです。
お風呂、キッチン、玄関ドア、窓、、、、
注文住宅では決めることがたくさん。
それらはたいてい契約した後にどれにするか決めます。
でも、全く決まっていないのに見積もりも出せないし、買う側も決められませんよね。
標準仕様とは
とりあえず、これをつけますよーってこと。
逆に
「これより良いのをつけたかったら、グレードアップの費用がかかります」
ということ。
よく契約してから金額が上がったと聞くのは、グレードアップしているから。
それか契約後に追加するものが多いか。
でも、素人が標準仕様を見てもこれでいいのかよくわかりませんよね。
それはこの標準仕様以外の選択肢がわからないから。
私が考える方法は
①複数の会社で契約直前まで打ち合わせを進めて標準仕様を見比べること。
②載っている標準仕様を調べて、オプションやワンランク上の仕様を見てみること。
③pinterest で好みのものを探して比較してみる
④toto やLIXIL 等のメーカーの展示場を見に行く→土日は混んでいて予約していかないと話を聞くのは難しいです。さらっと見て回るだけならいつでも大丈夫みたいですが。
①④は面倒なのて、せめて②③だけでも簡単に調べた方がいいと思います。
ただ私はこれをやったのは契約後。
契約した会社の標準仕様はそこまでグレードが低くなかったのでよかったですが、やっぱり契約前に見ておいた方がよかったなと思いました。
TOTO のお風呂のショールームへ行った時、お風呂のシャワーヘッドやシャワーをつける棒とか高い物の方がいいな~
追加になっちゃうかな~
と思ったら、標準仕様になっていたので追加にならずに済んだということがありました。
これも他の会社だったら、数万円追加だったかもしれません。
話をもどして、
契約してこの金額でいけると思ったのに、プラスアルファしないと自分の建てたい家にならないのは嫌ですよね。
しかも、その時には契約しているので後戻りはできません。この会社で建てるのをやめたくても、違約金がかかるでしょう。
そうならないためには
①自分の要望を契約前にすべて伝えること
②紙に書いてコピーして渡すこと
特に相手がちゃんとメモを取っているかわからない場合は。
聞いた話だと意外と後から言った言わない
で揉めることがあるそうです。
せっかく楽しく家造りをしていても、トラブルや揉め事があると楽しくなくなってしまいますよね。
自分でできる対策はした方がいいと私は思います。
まず要望を伝えると間取りができます。
それを持ち帰ったら、生活のシミュレーションをします。
▪朝起きて、顔を洗って~家を出るまで
▪仕事から帰ってきて~寝るまで
▪こどもが小学生になったら~
▪こどもが中学生になったら~
▪自分がおばあちゃんになって車椅子生活になったら~
▪雨の日は~
▪いま家にあるものはどこに収納する?
と自分や家族の行動をイメージします。
私はシミュレーション大好きでした(*^^*)
▪夫はここに絶対物を置きっぱなしにするな
▪学校のスケジュールはどこに貼る?
▪風呂場近くに下着とパジャマを入れる棚があると、いちいち自分の部屋まで取りに行かなくてすんで便利だな
とかいろいろアイディアが浮かぶと思います。
それを、間取りをコピーして図面に書いていきます。
書き終えたものを、箇条書きにもまとめて間取りと一緒に担当者へ渡しました。
正直、私が書いたやつはちゃんとまとめないまま提出したので、担当の人もよくわからなかったと思います。
面倒な客と思われたかもしれません。
でもそれでいいんです。
面倒な客と思われて、雑な扱いをされた思えばその会社と契約しなければいいのです。
このお客さんはトラブル少なく出来そうだな。本気で検討してくれてるな。と思ってもらえれば丁寧に対応してもらえます。
ある営業マンは、ここまで考えてきてもらえるお客さんは契約してくれる人が多いと言っていました。そう思われたら、よっしゃです。なぜって?
営業マンも本気で取り組んでくれるはずだから。
ここまで話してなんですが、私は素人です。
だから、あくまでも素人の意見ですが。
話を戻して、外観や内装の装飾も同様です。
希望は全て伝えて見積もりに入れてもらいましょう。写真で伝えるとなお分かりやすくていいと思います。
そして、契約時の費用に全て含めてもらいましよう。
我が家は懸垂バーをつけたいとリクエストしました。そのバーの本体代金も見積もりに含めてもらっています。
とにかく、⑥細かな打ち合わせがいらない位の要望を出しましょう。それに応じてもらえなければ、私なら契約しないです。
だって、いくらになるかわからないから。
我が家は一般的なサラリーマン家庭なので、予算が膨大にある訳じゃありません。
いくらになるかわからないものは恐ろしくて買えません。
逆に言えば、契約した後に「やっぱりいらないから減らしてください。」というのは簡単です。
むしろ増えるのを見越して、減らすものをつけておくのもありかもしれません。
聞いた話だと、
あるお客さんが、太陽光発電をつけたいと言って契約しました。全ての打ち合わせが終わった段階でプラスアルファが一つもなかったそうです。そしたら、お客さんが「契約後にプラスアルファが生じる場合が多いみたいたから、念のため予算に入れてもらったのであって、本当は太陽光発電をつけるつもりはなかった。」と言っていたそうです。そのお客さんは、結局太陽光発電をつけたそうで、ラッキーと言っていたみたいです。
これがいいのか悪いのかはわかりませんが。。。
つまりは
契約前にどこまで話を詰めているかで
予算内で希望の家ができるか決まるわけです。
それでも、素人では全て網羅するのは難しく、我が家でいうお風呂の浴槽の素材のようにグレードアップが必要になる場合が生じます。
あと、私が打ち合わせしていて思ったのは、
「これっていつ話せばいいの?」
例えば、
お風呂の仕様はいつ決めるの?
二階の吹き抜けの手すりの仕様はいつ決めるの?
疑問に思ったことは、その時に伝えた方がいいです。すごく後になって出てきて手遅れだったり、担当者が忘れていたりするからです。
時間はかかりますが、一生に一度の家造り。
あとあと妥協はしなくて済むように、契約前の段階で十分考えてみてはいかがでしょうか。
新築の臭い、、、耐えられますか。
家の構造には種類があります。
大まかにいうと、
▪コンクリート造
▪鉄骨造
▪木造
の三種類。
その中にもいろいろあり、
▪コンクリートパネル工法
▪重量鉄骨造
▪軽量鉄骨造
▪木造軸組工法
▪木造パネル工法(2×4、2×6)、、、、
この中にもいろいろ細かな違いがあり、正直どれがいいのかわかりません。
我が家は津波の危険がある地域なので、当初はとにかく丈夫な家がいいと思っていました。
そして、構造見学会や完成見学会に行きました。ここからは私の個人的な感想です。
まず、コンクリートパネルの家の構造見学に行きました。
感想は「圧迫感。。。光があまり入らず、ここに住むの?」という感じ。
パネル工法だと窓の位置が限られるみたいです。
そして、もう一つ嫌だったのは臭い。
「この刺激臭、、、娘に吸わせたくない。」
接着剤の臭いに耐えられず、早々に外へ出ました。時間がたてば臭いはなくなるんだろうけど、ここに住んでいて体調を崩さないかな?むしろ大工さんはこの環境の中、働けてすごいな。と思ってしまいました。
でも、基本的に鼻がきかない夫は
「そんなに臭いきつかった?俺は何も感じなかったけど。」と。
次に重量鉄骨造の家の構造見学会、完成見学会へ行きました。
見た目も丈夫そうだし、きちんと施工している印象の会社だったので打ち合わせを始めるつもりでした。
でも、完成見学会の時の臭いがどうしても気になって。おそらく接着剤の臭い。やはり耐えられず、長居できませんでした。いつ引き渡しか聞くと、近日中とのことでした。正直いま引き渡されても、この臭いの中、住めないなと。
諦めきれず、もう1件完成見学会に行きましたが、同じ結果。担当者は「そんなに臭いしますか~?時間がたてば気にならなくなりますけどね。」と言っていましたが、やはり臭いを譲れずやめました。
そんなこんなで、臭いが気にならない家はないのか!?と探してたどり着いたのが、木造軸組の健康住宅を売りにしている会社。
完成見学会へ行ったら、やはり全然臭いが違いました。あの嫌な接着剤の臭いはなく、快適です。むしろ木の香りが心地よい。
明日引き渡しと言われても住める!と思いました。
はじめは「木の香りは嫌じゃないの?結構臭いがきつい気がするけど。」
と言っていた夫が帰る頃には
「どうせ住むならこっちの方がいいや。臭いが嫌と言っていた意味がわかる気がする。」と。
この会社とは、営業マンとの相性が悪く、お願いしませんでしたが、この経験から
完成見学会へ行ってみて、臭いがあまり気にならない会社。
すぐにでも住めると思える会社にしよう!
と決めました。
結局、「丈夫な家、津波に負けない家」と思って探し始めましたが、心地のよい木造軸組の家に落ち着きました。
これには夫も同意見でした。
「コンクリートか鉄骨しか考えていなかったけど、まさか木造の家に住むとは思わなかった。」と。
我が家は強い構造より、住み心地を選んだということですね。
家選びで「過ごしやすい家」「長持ちする家」は譲れないキーワード!
前回、費用対効果で考えてみようと書きました。
では、その効果についてどう考えるか。
まずは、期待する効果、譲れない部分をピックアップして優先順位をつけるといいと思います。
私が譲れないと思ったのは、
①過ごしやすい家、快適に暮らせる家
②長持ちする家
その次に
③予算内で希望の間取りを叶えてくれる
④デザイン性
です。
どんなにお洒落でも、夏にエアコンをガンガンにしても暑い家は嫌ですよね?
とにかく、真夏を快適に過ごせたら、、、しあわせだな~と考えました。
そしてまず、①②に絞ってハウスメーカーや工務店をさがしました。
探し方は
ハウスメーカーなら
「スーモ 注文住宅 住んでいる地域名」
工務店なら
「イエタテ 住んでいる地域名」
で検索すると一覧で出てきます。
すると、各会社一行位ずつメッセージが書いてあると思います。
そこに、「過ごしやすい」「快適に暮らせる」に似た言葉や「長持ち」と同じような言葉を使っている会社を探すのです。
一番トップに書いてあるということは、
会社が大切にしていることだったり、
力を入れている可能性が高いと思われます。
一番譲れない所をクリアしてから、
HPを開いて、
過ごしやすい、長持ちの細かな内容や③予算や④デザインを見ていきます。
そうして2〜3社に絞ります。
私の中では丈夫な家は当たり前。
あとはいかに「快適に暮らせるか」です。
我が家は雪の降らない暑い地域なので、とにかく夏の暑さ対策に力を入れている会社を探しました。
つぎに、長持ちという点では、我が家は30年ローン。つまりできれば、30年間は高額なリフォームをしたくありません。
ただ、どうやっても
物も機械はいつか壊れる
ということ。
それをいかに長く使うか。
実家は築30年ですが、床の軋み、屋根の雨漏れのリフォームをしています。
逆に言うと、キッチンのステンレス製シンクや台は未だに現役。義実家もそうです。
ということから、床の軋みに強そうな剛床、キッチンはステンレス製にしました。
あと、機械はいつか壊れると考えています。テレビも冷蔵庫もエアコンもパソコンも寿命があります。長くて10年くらいでしょうか。
とすると、床暖房も24時間空調はどのくらいの寿命でしょうか。30年後も快適に暮らせるのでしょうか。
と考えて、辞めました。
あくまでも、私は素人なので、専門的なことはわかりませんが。。。
ここで前回の話、費用対効果の考え方です。
・床暖房や24時間換気をつけて快適に暮らせる家
・何も考えていない無い家
・違う方法で快適さを追求してる家
*差額はいくらか。
*一生暮らすのにリフォームや修理にいくらかかるか。
*差額を払っても取り入れたいか
考えてみてください。
ちなみに我が家は
違う方法で快適さを追及している家
を選びました。
中堅ハウスメーカー位の金額の家だと思いますが、私のなかでは費用対効果を考えるとリーズナブルでした。
まぁ、その方法もまだ30年の歴史はないので、いつまで快適に暮らせるか定かではありませんが。。。
見積もりが1000万違う!?費用対効果で考えてみた!
スーモカウンターで紹介していただいた2社(大手と中堅)と打ち合わせをしました。
希望した内容もほぼ同じだったはずです。
木造、広さもほぼ同じ、図面上トイレの数やリビングの広さなども同じで配置が違うだけ。
そこで出してもらった見積もりが1000万も違ったのです。
パンフレットを見比べても、
木造軸組と木造パネル工法の違いはあったものの、
グラスウール、お風呂やキッチンの標準仕様、外壁材などなど素人には1000万も違う要素が見当たりません。
木造軸組とパネル工法で1000万も違うの?
それだけの差額を支払ってもパネル工法の方がいいの?
注文住宅関係で働いている方に聞くと、2社で同じクオリティのはずはないと言われました。そう、表向きは同じように見えても中身は違うはず。
トイレやシステムキッチン、風呂などの設備もブランド名は一緒でも中身は違うことがあります。
例えば「TOTOのsazana」というお風呂があります。どちらもこれが標準仕様だったとしましょう。でも、中身は色々選べるんです。
浴槽の種類はFRPと人工大理石で価格が違います。シャワーヘッドやシャワーをかける棒、細かなアクセサリーもバリエーションがあります。浴室乾燥機の有無もあるでしょう。
どれが標準仕様になっているか(設置される予定で価格に組み込まれているか)で同じsazanaでもクオリティが変わってきます。
逆に言えば、標準仕様でない場合追加料金がかかるということです。私たちは浴槽をFRPから人工大理石へグレードアップしました。TOTOで言われた追加額は15万です。(細かく言うと、TOTOからの卸値の掛率が住宅会社毎にあるので実際はもっと安かったです。)
金額の高い方の会社には上記額が入っているかもしれません。
構造部分でも同じです。
屋根材の下地に使っている部材、
剛床仕様、
大工さんに払っている費用(職人のクオリティ)
目に見えない部分で性能アップしているかもしれません。
とはいえ、本当は同じような内容かもしれません。
それをどこで見極めたらいいのか。
正直、素人には難しいです。
私も思い悩みました。
1000万の差額をどう考えたらいいでしょうか。
安いから品質が悪い、高いからぼったくられている、、、そんな単純に考えられることではありません。
私は、家の値段は費用対効果で考えた方がいいと思います。
性能やデザインを比較して、価格が高い理由に納得ができれば契約したらいいし、納得できなければやめたらいいのです。
理由が見つからなければ、営業マンに聞いてみるのもいいかもしれません。そこで納得するような答えを出してくれれば、営業マンへの信頼は高まります。納得できなければやめたらいいのです。
逆もそうです。
安すぎるのは考えものです。中身がお粗末かもしれません。どうして安くできるのか、納得して建てたほうがいいと思います。
間違っても、情で決めないでください。
営業マンの方は熱心に話を聞いてくれます。
なるべく要望を叶えてくれようとします。
それが仕事ですから。
営業マンとの相性も大事ですが、必ず性能や間取りなど納得してから契約してください。
余談ですが、実際にそのあとに打ち合わせた工務店2社を比較した時も1000万位違いました。壁材等違いがあるものの、性能や使っている部材のクオリティは互角で、むしろ価格の安い会社の方が住み心地が良いように感じました。その時思った違いは、会社経営の経費の違い(中堅工務店と小さな工務店、小さな工務店は本当に人数ギリギリでやっていた為人件費は最小限)、宣伝費(住宅展示場出店有無)です。
とにかく自分が納得できる答えを出してみてください。
先程、家は費用対効果で考えると言いました。でも、はじめて家を建てるので、費用対効果を考える基準がありませんよね。
そのためには、2社以上と打ち合わせをすること!
結局私たちは、納得のいくものにたどり着くまで4社と打ち合わせをしました。
打ち合わせを進める会社を決める時に、価格的に競合できる会社を選んでおくと、のちのち価格交渉に役立つのでよいかもしれません。
2社と打ち合わせをするのは正直大変です。休日も打ち合わせに費やされる事が多くなります。それでも、打ち合わせの期間としては数カ月〜半年程度です。
高額な買い物です。ここで選ぶ会社を間違えると数百万円の借金が増えるかもしれません。
もし100万円あればいろいろ買えるし、リッチな海外旅行も行けますよね?
と思えば、頑張れると思います。
スーモカウンターでわかること
住宅展示場へ行ってみたが、どう選んでいいの?状態。
中立的なアドバイスがほしくて、スーモカウンターへ行きました。
講座受講を申し込んだのですが、マンツーマンでハウスメーカーの紹介がメイン。講座の内容はチョロっとでした。
講座を受けに行ったはずなのに。。。
ととても腑に落ちませんでした。
あれ?これだけ?って感じ。内容も薄かったし、知っている内容ばかり。講座はあまり期待しないで行ったほうがいいのかもしれません。
そんなこんなで結果的には、ハウスメーカー2社を紹介していただきました。契約はしませんでしたが。。。
スーモカウンターでわかったことは、
①各ハウスメーカーの特徴
②ハウスメーカーのレベル(価格帯)
です。
スーモカウンターでは、
希望を伝えると、それに合った会社をピックアップして提案してくれます。
私たちの時は、
大手3社(○井ホーム、○友不動産、○水ハウス)
中堅3社(○キュラホーム、○マホーム、○オハウス)
ローコスト3社(ごめんなさい。忘れました。)でした。
各会社ごとに3つの特徴があげられていたのが、わかりやすくて良かったです。
例えば、
造作家具の経験豊富とか、
高級感のあるデザインとか。
ただ、担当者に質問をしても、パンフレットに書いてあること以上のことは分からない様子でした。家造りにも詳しくなかったようで、構造のこととか質問してもはぐらかされることが多かったです。入社したての人だったのかな?
あと、提案された会社以外の資料は見せてもらえらませんでした。
提案してもらった中から、実際に見学をする会社を決めます。私たちは自分たちが建てたい家がどのくらいの価格でできるのか知りたかったので、大手1社、中堅1社にしました。
ハウスメーカーで建てたいけど、どう選んでいいか分からない人は一度行ってみてもいいかもしれません。
ただ、相談紹介は無料ですが、スーモカウンターはボランティア団体ではありません。会社なので、どこからか利益をもらっているはず。素人なのでスーモカウンターの仕組みはわかりませんが、そのあたりも考慮してみた方がいいかもしれません。。。
ちなみに、工務店を探すならイエタテカウンターがいいと思います。行ったことはありませんが、現在の工務店を探す時もイエタテのホームページを参考にしました。
やっぱりはじめは住宅展示場から!?
家を建てようと思った時、やはり最初に思うのは
「住宅展示場へ行ってみよう!」
我が家も例外なく行きました。
「とりあえず中だけでも見ていきませんか🎵」
の誘い文句に我が家も乗り、丸1日見学しました。丸1日かけて話を聞けたのは、
3件!!!
たったの3件です。
数十社ある中の3件。
会社の売りを聞き、正直どうでもいいなと思いながら、帰るタイミングもなくダラダラ話を聞いてしまいました。
そして、非常に疲れました。
しかも、疲れたわりに収穫は少ないです。
事前に見たい会社を決めていくのが一番かもしれません。
事前に調べる余裕がなかった私がこう回れば良かったなーと思うのは、
①まずは案内所でパンフレットをもらう
②パンフレットを見て、直感でいいのでこの家いいなと思う会社の目星をつける
③さらっと一周外観だけ見て回る
④話を聞きたい順番を決めて、そのじゅんに回る
意外と一社で2時間位かかったり、あっという間に時間がたってしまいます。有効に時間を使うなら、一番話を聞きたい所ははじめに行った方がいいと思います。
あと、住宅展示場を見て回る時に注意していたことがあります。
それは、
安易に名前や住所は書かないこと!
中に入ると必ずアンケート用紙があります。
名前だけでも書いてくださいと言われます。
私は入る時に、
「名前を書かなくてもいいですか」
「見てみてもっと話を聞きたいと思ってからでもいいですか」
と聞いていました。
なぜ書きたくないかというと
①その時担当した人がずっと対応するケースが多い
②いらないDMがいっぱい届く
③電話がかかってくる
全ての会社がこういうわけではないと思います。私の経験では、
①大体名前を書くと、その時対応してくれた人から連絡がきます。言えば変えてくれるのかもしれませんが、相性が悪くても、その人が担当です。どんな人か信頼できるか見極めてから担当を決めたいですよね。
②DMは送らないからと言われたから渋々住所を書いた会社。しょっちゅうDMが届きました。開けずにゴミ箱行きです。DMも無駄だし迷惑だし、そもそも約束を守らない会社と契約したくないですよね。
③誰からかなと思って電話を取ると
「家探しの状況はいかがですか?」との電話。必要があればこっちからかけるよ!と思ってしまいます。正直迷惑。
なので、それ以降は中を見学してみてもっと話を聞きたいな、見学会に行ってみたいな、この人なら担当でもいいなと思えたら個人情報を書くようにしていました。
余談ですが、今なら○○円引き、○○プレゼントに惑わされないようにしてください。安いに越したことはありませんが、一生に一度のものをいまなら安いからと早まって決めるよりは、じっくり考えて納得して決めた方がいいと思います。
あと、私はインターネットで調べると展示場を見て回る時の注意事項がいっぱい出てきます。さらっと読んでいくと参考になるかなと思います。